(遅くなってしまいましたが…)
今年もよろしくお願いいたします。
トモホーム社員のW.Oでございます。
2017年も皆様にとって素晴らしい1年になりますよう心からお祈り申し上げます。
さて!こちらのblogでは、
実際にZERO・ONE・HOUSE(=ゼロ・エネルギー・オンリーワン・ハウス)に住む私から、
ZERO・ONE・HOUSEに関する様々な情報を発信していきます。
今年も濃ゆ~い情報を発信してまいりたいと思います!
blogをご覧になって、少しでもトモホームのつくる家に興味を持って頂けましたら
幸いです。
(前回のblogでは、11月の電気料金について発表しました。)
まずは測定の概要です。
◇測定日時
平成28年 12月6日(水)~ 12月10日(木) まで
◇測定開始時の冷暖房器具の設定温度
22~23℃
◇使用機材
・温湿度データロガー
・放射温度計
◇測定方法
室内の温湿度および外気温湿度はデータロガーを用いて温度、湿度を測定し、参考として計測開始時点の
床・壁・天井温度測定は放射温度計を用いて測定。
各測定時間テーブル
室温測定(ワイヤレス温湿度ロガー) 30分間隔
床・壁・天井温度測定(放射温度計) 測定開始時
◇CCFSTYLE運転スケジュール
24時間稼働状態(日常生活状態)
※ZERO・ONE・HOUSEの冷暖房器具は「CCFSTYLE」を使用しています。
※測定時は加湿器などの湿度調整器は一切使用しておりません。
温湿度データロガーは次の箇所に設置しました。
【1階】 計6機
・屋外・ホール・トイレ・洋間A・リビング・納戸
【2階】 計4機
・ローカ・洋間E・トイレ・洋間C
計10機の温湿度データロガーを各部屋に設置し、
30分間隔で温度、湿度を測定しました。
測定結果発表
測定の結果は次のようになりました!
※測定は30分間隔でしたが、今回はグラフ化して見やすいよう3時間間隔にしました。
まずは温度をみてみます。測定開始時の外気温度は、19℃でした。
12月7日、8日は日中10℃近くしか上がらない寒い日でしたが、
1階の平均温度は、22℃~23℃の安定した温度を保っていました。
リビングからホールに出てトイレに向かう時も温度差が1℃ほどしかないため、
身体が冷えたり暑くならないため、快適です♪
2階の部屋は暖かい空気が1階から流れてくるため、1階よりも平均2~3℃ほど高い結果となりました。
同じく各部屋で温度の変化はほとんどありません。
時間によって変化する外気温度に対して、1階も2階も各部屋安定した温度となりました。
次に湿度をみてみます。測定開始時の外気の湿度は、39.9%でした。
12月7日の12時~15時、12月8日の12時~15時などの時間帯で、湿度が下がり、
43%ほどになっています。その後の時間帯で湿度が急激に高くなり、最大85%越えの
湿度変化が激しい状態となっています。
さて、そんな変化の激しい外気でしたが、室内の湿度変化の結果は…
室内温度と同様、安定した湿度変化となっていました!
室内の温度が暖かい状態であれば、湿度は相対的に下がりますが、
ZERO・ONE・HOUSEでは湿度も高い状態でした。
さらに驚くべきことに、時間帯ごとに安定した湿度を保っていたのです。
こちらをご覧ください!↓
これは湿度の状態によって人が感じる感覚を表したグラフです。
湿度60%を上回ると湿気が高い状態となり、結露します。
また、カビやダニが繁殖し、人に危険を及ぼします。
湿度40%を下回ると乾燥状態になり、ウィルスが繁殖。
口の中や手が乾燥するなど、人が不快な感覚となります。
また、上のグラフは、温度と湿度によるインフルエンザウィルスの生存率を表すグラフです。
こちらも某医療機関の資料等を参考とさせていただき、グラフ化したものとなります。
資料を見てみると、室内温度が約20℃で湿度約40%~60%あると、
インフルエンザウィルスが生存できない空間に近くなるとありました。
※ちなみに去年の12月、家族内で1人だけインフルエンザにかかりましたが、
家の中で他の家族に感染することはありませんでした!
今回だけ感染しなかったということもあるので、1回だと何とも言えませんが…
室内の湿度がウィルス生存率を低くしたことが大きな理由だったのかも知れません。
まとめ
今回の測定では、加湿器を1台も使用せず、40%以上の快適とされる湿度を
外気に左右されず、1日中保つことができました!
冬でも乾燥が気にならないというのは嬉しいですね!
また、湿度によってウィルスも抑制できるとなれば、風邪の時期でも
ほんの少しだけ安心です。。(外でかからないような自己管理はしっかりしないとですね…!)
今回のような測定は、今後も季節ごとに続けていきたいと思います!
では!また次回もお楽しみに!